最近の自動車学校では、学科教習の一つとしてオンライン学科を設けているところが多くなってきました。
そこでここでは、オンライン学科を受講することのメリット・デメリットについて、まとめたものをご紹介いたします。
自動車学校のオンライン学科とは、普通免許取得に際し必要となる学科教習26時限のうち、実技を伴う講義を除くすべてを、インターネットを通し映像形式で受けることを可能としたものです。
インターネット環境を有していれば、教習所に通うことなく自分のペースで学科教習を受けることができることから、注目度が高まっています。
オンライン学科の最も大きなメリットといえるのが、教習所に行かなくても受講ができるという点です。
Zoomなどのビデオ会議ツールや配信アプリを利用すれば、いつでもどこでも受講ができますので、ご自身のライフスタイルに合わせて学科教習が受けられてとても便利です。
また、通学にかかる交通費や移動時間の削減に繋がるのも、魅力的です。
従来の教習所で受ける教習では、同じ教習を繰り返し受けることができないのが一般的でした。
それに対して、オンライン学科では何度も繰り返し視聴して勉強することが可能となっています。
特に録画配信の授業であれば、一時停止などを用いて見返しながら勉強することができますので、自分のペースで学習ができるのも大きなメリットといえるでしょう。
教習所で学科教習を受ける場合は、教室に入れる人数というのがどうしても決まってきますので、繁忙期などでは定員オーバーで予約が取れない、ということが起こることがあります。
その点オンライン学科であれば、教室での授業のように受講する人数の制限はありませんので、定員オーバーの心配なく授業の予約ができるので安心です。
オンライン学科のデメリットとして挙げられるのが、教習内容でわからない点があった時に、対面授業のように講師に直接質問することができない、という点です。
ライブ配信授業の場合は、リアルタイムでの質疑応答時間が設けられていたりしますが、録画配信の授業の場合はそれもないので、疑問の解消までに時間がかかってしまいます。
オンライン学科を受けるには、インターネット環境が整っていることが必須となります。
安定した回線状況がないと、画面のちらつき、ノイズ、音声が聞き取りにくいなど問題が起こりやすくなり、ライブ配信が途中で切断されてしまう可能性も。
そうなると途中離席扱いになり、教習の受け直しになってしまうなどのデメリットが発生してしまいます。
自宅で学科教習を受けられるオンライン学科は、確かに便利ではありますがその分集中力が必要となる側面があります。
また、受講態度についても教習所で監督していますので、飲酒・喫煙はもちろんダメですし、他のことをしながらの受講も禁止されている学校もあります。
これに反すると再受講が必要になるなど、ペナルティがありますので注意しましょう。
オンライン学科は、子育て中の方や会社員など、スケジュール的に教習所へ通う時間が取りづらい人などにとってとても便利なシステムとなっています。
ただご紹介してきたとおり、便利なメリットだけではなく、注意しなければならないデメリットも存在します。
その点を十分留意しながら、有効に利用していくようにしていきましょう。
今オンライン学科は、多くの自動車学校で設けられています。
ただし教習所によって、オリジナルの学科教習システムを採用しているなど、利用できるツールなどが異なることがあるため、自分が利用しやすいものであるかどうか、事前によくチェックしましょう。
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