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運転免許の一発試験とは?

運転免許を取得する方法としては教習所に通うのが一般的ですが、それ以外にも運転免許試験場で「一発試験」を受けるというやり方もあります。このページでは、運転免許の一発試験について、教習所との違いや試験の流れなどをご紹介します。

一発試験とは

運転免許を取得するにあたり、直接運転免許試験場あるいは運転免許センターへ出向き、学科試験と実技試験を受けて運転免許を取得するという方法です。別名「飛び込み試験」とも呼ばれており、教習所に通う必要はありません。

教習所との違い

教習所と一発試験の大きな違いは、免許取得までに要する費用と時間になります。指定教習所での免許取得には最低でも学科26時間と技能34時間(AT車限定は31時間)の受講に加え、仮免許検定、卒業検定に合格することが必要です。費用も35万円前後がかかります。

対して一発試験であれば、仮免許の学科と技能試験、1日2時間の路上練習を5回、本免許の学科試験と技能試験を受験し合格すれば、所定の講習受講を経て、免許を取得できます。費用も数万円程度に抑えることができます。

受験資格

満18歳以上であることが必須条件です。原付免許や小型特殊免許など満16歳で取得できる免許の有無は問われません。また過去に運転免許取り消し処分を受けた方の場合、「欠格期間」が明けていることが求められます。

なお、都道府県にもよりますが、複数の運転免許試験場や免許センターのうち、一発試験は特定の会場のみで受付ているという場合もありますので、事前に確認しておくべきです。

試験の流れ

まず適性検査と視力検査を受け、合格したら仮免許の学科試験と技能試験を受験します。合格すると6ヵ月間有効の仮免許証が交付されます。その上で1日2時間の路上練習を5回実施。路上練習は自家用車などに「仮免許練習中」の表示を取り付け、助手席に普通免許取得後3年以上の方が同乗する必要があります。

「路上練習申告書」を提出し、本免許試験を申し込みます。学科は95問中90問以上正解で合格です。技能試験は100点満点からの減点方式で70点以上なら合格となります。

学科と技能の双方の試験に合格したら、一発試験の受験者を対象とした「高速講習」、「危険予測講習」、「応急救護処置講習」を受講。完了すれば晴れて免許が交付されます。

一発試験を受けるのはこんな人

非公認自動車学校を利用した人

卒業すれば技能試験が免除される公認自動車学校ではなく、教習のみを行う非公認の自動車学校を利用した方は、必然的に一発試験を受けなければなりません。ちなみに非公認の自動車学校は公認校よりも費用が割安という傾向にあります。

運転・車の操作に慣れている人

例えば幼少期から運転免許不要で参加できるモータースポーツの経験を積んでいたという方や、過去に運転免許を所有していて運転経験も豊富であるものの、何らかの理由で失効してしまった方などは、運転に対する素地があるため、一発試験を選ぶ場合があります。

一発試験は合格率5%の狭き門

上記でご紹介した内容をご覧になり、一発試験での免許取得も視野に入れるべきと思った方もいらっしゃることでしょう。しかし、一発試験に合格して免許を取得できるのは5%程度というのが現実です。また仮免許取得後の路上練習を行える車両や同乗者のアテがある人でなかれば、なかなかに難しいというデメリットもあります。一発試験は、そうした諸々をしっかり考えた上で挑戦するかどうかを決めてください。

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